規則正しい暮らしがしたい!訪問看護に転職すれば生活リズムは整う?

夜勤のある病棟看護師が「規則正しい生活をしたい!」と思って転職を考えるのは、よくある話です。夜勤がない看護師というと、外来看護師やクリニックで働く看護師があげられます。訪問看護師もその1つです。

しかし、訪問看護師の仕事は、利用者さんのご自宅に伺って看護を行うだけではありません。訪問以外にも、訪問看護師が行う仕事はたくさんあります。「訪問看護は夜勤がないから楽だろう」「病棟看護師は生活リズムが崩れるから訪問看護に転職したい」と考えている方は、訪問看護以外の仕事について知っておくと転職のミスマッチを避けられます。

訪問看護以外に行う仕事は【書類作成(記録)】です。その1つは「訪問看護記録Ⅱ」です。これは、訪問看護をした際に行ったケアを記録するためのものです。当日のうちに作成します。「訪問看護計画書」は、毎月、月初めに作成します。主治医の指示書、ケアマネのケアプラン等に沿って作成します。利用者さんとご家族に見せて説明、同意してもらう必要があります。3つめに必要な書類は「訪問看護報告書」です。毎月、月末に作成します。訪問日、病状の経過、サービス内容をまとめて記載し、ケアマネ、主治医に提出します。記録の他、介護施設への入所や病院への入院の際には看護サマリー、自治体や学校に向けて発行する情報提供書などの書類も作成します。

これから在宅看護を受ける、入院・入所されている方の退院前のカンファレンスは、実際に入院先の病院や入所先の施設に伺う必要があります。ご自宅でサービス担当者会議が行われる際も出席する必要があります。とはいえ、病棟看護師のように夜勤や準夜帯の勤務はありませんし、残業があっても病棟看護師ほど勤務時間が長くないので、生活リズムを整えたい方、趣味やプライベートを充実させたい方におすすめです。